2020.05.11
療育
【ご自宅での療育】「ことば編③」
おうちでお子さんと一緒にできる療育をご紹介しています。
音韻意識を養う遊び「ことば編」シリーズ3回目は「ことば探し」という遊びの紹介です。
3.ことば探し
☆対象⇒ひらがなを読み始め、ことばの療育あそびシリーズ①とシリーズ②で紹介した遊びができるようになったお子さん
5文字中真ん中の文字を抜いて,
「〇〇くんの知っている言葉の中で何という言葉に近い?何という言葉に聞こえた?」と質問をします。
真ん中に1文字存在することを知らせるために,5回の手拍子とあわせて提示します。
「かた(つ)むり,おか (あ)さん,ひな(ま)つり」
★発展⇒上記の遊び方が上手にできるようになったお子さんには
「どこの文字がない?」「何の文字が入る?」と尋ねてみてもいいでしょう。
~音韻操作を獲得するに伴って、『音韻意識』と読み書きのレベルが上がる。~
~ことば遊びが『音韻意識』を育てる。(高橋,1997)~
とも言われており、読み書きの獲得には、目には見えない音韻の存在を理解・操作することができるようになる『音韻意識』と相互作用が必要であると考えられています。
これらのことからも、音韻意識の発達を促すことば遊びは、文字獲得を支える大切な土台作りと言えます。
ファミリアキッズ門真・大和田では、これからもご家族様に寄り添いながら、お子さま一人ひとりに応じた療育を提供してまいります。
おうち時間が増えている今だからこそできることを、ご家族様と一緒に学びながらお子さまを支援していきたいと考えております。
参考文献・図書
~『健常幼児と発達障がい児の音韻意識の発達過程と
文字獲得との関連性について』
日高希美 橋本創一 大伴潔~より
~『ことばの発達入門』秦野悦子 著、
『ことばの障害入門』西村辯作 著 ~より
ファミリアキッズ大和田 保育士