2021.02.16
療育
【制作】無病息災を願って
今週の午後の部では、無病息災を願って皆で妖怪「アマビエ」の制作を行っています。
ハサミを使用し、髪の毛となる毛糸を切り、それをコップの底にボンドで貼り付け、様々な顔の表情(目や口のパーツ)の見本を見ながら顔を描き完成です。裾もハサミで切っています。
見本と見比べることが出来ない子には、手元に見本を用意し注意喚起しながら行ったり、一つ一つの工程に分け個別で声かけをしながら取り組みました。
今まで全く手元に注意が向かず、周りのお友だちがすることばかりが気になり、中々作業に集中して取り組めないお子さまが、見本をみて上手に顔を書いてくれたり、持続的に取り組めている姿を見ると、とても嬉しく感じました。
【ファミリアキッズでの制作】
ファミリアキッズでは、3時間の利用の中で、手先の練習を目的にした「制作療育」を毎回行っております。
季節に応じた制作や、ハサミなどの道具を使う制作など様々なものを小集団で楽しく取り組んでいます。
制作では、手先の練習が主な目的ですが、見本と見比べる過程で、模倣や模写する能力を培ったり、自分でイメージを働かせ作成していく能力や、手順を理解し遂行する能力などを伸ばす練習を日々行っています。
その過程で、それぞれのお子さんの苦手を把握し、一人ひとりにあったサポート(視覚支援、注目すべき場所への注意喚起、集中しやすい環境設定、手順数の調節など)をしながら、成功体験や褒められた嬉しい体験を積み重ね、楽しく安心して取り組めるよう意識し療育を行っております。
ファミリアキッズ門真 理学療法士 福澤友輝