2024.11.18
勉強会
【学会発表】第58回日本作業療法学会でポスター発表を行いました。
11月9日、10日に北海道で開催された第58回日本作業療法学会に参加・発表をしてきました。リンク → https://www.c-linkage.co.jp/ot58/
演題タイトルは
『物投げが大きな支援課題となっていた脳性片麻痺児に対するBimanual trainingを参考にした療育介入』でポスター発表を行いました。
内容は両手動作に着目した対人的な遊びの療育が脳性片麻痺(HCP)児の物投げ行動や人との関わりを改善するのではないかという事例です。
HCP児は両手作業に困難が生じ、活動への参加やQOLにも強く影響を与えると言われています(Cacioppoら,2023)。HCP児への有効な治療介入として両手機能に着目したBimanual training(BiT)が推奨されています(Novak,2013)。
学会で頂いたコメントでは「色々な理由で同じように物投げをする児童がいる中で支援者がいかに別の方向性を見出すことができるのか。そういったことを考える上で支援の参考になる事例になりました。」などのコメントを頂きました。
ファミリアキッズでは、職員研修や学会参加を通じて最新の知見・情報を療育に取り入れ、それぞれのお子さんに必要な療育のプログラム作りの参考にしています。
学会では他にも小児分野に関わる取り組みを多く知ることができました。
これからも多くの学びを通して一人一人のお子さんに最適なよりよい療育の実践に取り組んでいきたいと思います!
ファミリアキッズ門真 作業療法士
予演会の様子