2020.11.04
勉強会
【研修】療育の実践的な内容について
10月のOJT(事業所内研修)では「療育の実践的な内容」としまして、ファミリアキッズ大和田での症例をもとに2名の保育士より”集団療育におけるあそびの発達・関わりについて”と、”療育の個別的な対応”について、ファミリアキッズ門真と共有し、検討会を行いました。
”集団療育におけるあそびの発達・関わりについて”
ファミリアキッズ大和田の療育経験豊富な保育士より、主に設定療育におけるあそびと子どもとの関わりについて実践的な方法を紹介していただきました。
設定療育のあそびに幅を持たせて準備すること、子どもの発達に応じた遊びのレベル設定、小集団の中での”ねらい”の定め方などを話していただき、その後、質疑応答では子どもたち一人ひとりに配慮した支援を行う工夫について、みんなで意見を交換しました。
”療育の個別的な対応”
今回はファミリアキッズ大和田での実際の症例をもとに、これまでOJTで学んだ「ファミリアキッズの理念」や「大切にしていること」につながる、より実践的な内容としてファミリアキッズ門真と共有し、確認することができました。
症例の内容は集団活動に参加できないお子さんに対して行った支援について話しました。
未就学のお子さんは本人も自分の苦手なことにまだ気が付いていないことが多く、ことばの発達の途中ということもあり周囲も気付きにくいことがあります。小さな反応を見逃さず、子どもと一緒に過ごす療育の中で見つけていってあげることが大切です。
今回のケースでは、子どもの苦手なこと(特性)に配慮した環境を設定することで、自ら集団活動に楽しんで参加できるようになりました。
園・家庭での様子を伺い、ファミリアキッズ大和田で子どもの様子を日々分析し、子どものもつ“苦手なこと”(特性)に気が付いていく過程、「牧野・山田式言語発達検査」ことばの発達評価を用いて子どもの理解度を知ることで、子どもの言語発達に応じた子どもへのアプローチができたなどの考察について話し、支援の前と事後の療育の様子を映像を見ながら検討しました。
今後の課題として、園との連携を深め、療育の支援内容を伝えることで、子どもへのより良い支援につながるのではないか、という意見もいただきました。
両事業所で通う子どもは違いますが、この度のOJTを通して、指導員は共感しながら話し合うことができました。
ファミリアキッズ門真・大和田では、事業所全体で知識を深めていけるように毎月OJTの時間を設けています。次回のOJTは「虐待防止、権利擁護、人権擁護研修」の勉強会です。
ファミリアキッズ大和田 保育士