2019.12.05
勉強会
【研修】食物アレルギーと対応について
本日の研修では、食物アレルギーについての基礎知識や、アナフィラキシーショック、エピペン自己注射について皆で学びました。当施設においてもアレルゲン物質に配慮しながらおやつの提供やもしものことに備えた準備、対応を行っています。
食物アレルギーを起こしやすい食物として「卵」や「牛乳」「大豆」「小麦」「お米」等が挙げられ、これらは五大アレルゲンと言われていますが、以外にもカレーやチョコレート、グミなど、普通に食べたり身体に触れたりしている食物の殆どが、食物アレルギー症状を起こす可能性を秘めており、食物アレルギーがあるお子様や、ショック症状の既往がないお子様においても、注意深い観察と対応が必要となってきます。また上記資料にもあるように、年齢によって食物アレルギーの原因物質が変化していることもわかっており、注意が必要です。
アレルギー症状の出現時間により、一般的な食物アレルギー(即時型)だけでなく、遅延型や遅発型、二相性を持ったアレルギータイプもあり、その時だけ注意するだけでなく、時間経過をみた観察が必要になってきます。中には、食物依存性運動誘発型アナフィラキシーといった運動量が多くなる学童期に見られる、特定の食物+運動で生じるアナフィラキシーもあることを勉強しました。
また、アレルギーの原因物質に接触したり、体内に摂取した後、数分から数十分以内の短い時間に全身に現れる激しい急性のアレルギー反応をアナフィラキシーと呼び、アナフィラキシーは、アナフィラキシーショックに至り、生命を脅かす危険な状態になることがあるため、早く適切な処置や治療をしなければなりません。
アナフィラキシーが起こった場合の対応として、その症状を抑える薬が必要となり、その薬の代表的なものに「エピペン」といった自己注射があります。エピペンの注射は、人命救助の観点から、教職員や保育士等が使用しても、医師法違反にはならずその責任は問われないこととなっています。
ファミリアキッズにおいても、食物アレルギーに関する知識を熟知し、それを持つお子様やその家族様からの適切な情報収集や、アナフィラキシーショック等が起こったときの対応が可能なようにエピペン注射の研修を行うなど、最善の対応を出来るよう準備しています。
ファミリアキッズ門真 福澤友輝